債務整理の鬼

それでは自己破産の手続きをするとどういったことがおきるのかを改めて確認しておこう。まず通常その影響として心配することとしては、裁判所による破産宣告の前に貸金を回収しようとかえって貸金業者の取り立てが激しくなるのではないか？ということであろう。しかし、意外なことに、これはまったく心配する必要がないのである。
まず自己破産の申し立てをすると、貸金業者へ裁判所から意見聴取書というものが送られていく。
意見聴取書というものは裁判所が債権者に事情を聴くための書類である。これによって、貸金業者にも債務者が破産申し立てをしたことがわかるのである。したがって、仮に現在までに激しい取り立てがあったとしても、この時点でその厳しい取り立ても中止されることになるのである。よって、この件に関しては、安心してもよい。